AWS Certified Cloud Practitioner

Computer

Hello there!

先日、LPIC-2 試験を受けてきましたが、なんだかまとめて受験してもいけそうだったので、AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02) を同日受験ではしごしてきました。

時間が経つと忘れそうなので、記録用で、メモ書きしておきます。

試験を受けるまで

学習については、(Webサーバを建てたりする知識がある前提であれば)以下だけで十分です。

  • クラウドプラクティショナー用のテキストを買って、各サービスの概要を押さえる
  • AWSアカウント作って実際に興味のあるサービスを触ってみる
  • 各サービスのオフィシャルドキュメントを読む
  • Webに転がってる練習問題をどれか回しておく(300〜400問 90%ぐらいの正答率目指して)

反対に、「そもそも IT関係のインフラってなんぞ?」 てところからスタートするのであれば、AWS Skill Builder というサービスがあるので使ってみるのが良いと思います。オンラインコースをロールプレイ形式で演習できるみたいです。プラス、少しだけなら公式練習問題で演習できます。(20問ぐらい)

また、私は利用しませんでしたが、Udemyでクラウドプラクティショナー向けの有益な学習コースが公開されているみたいです。

試験を受けるまでは、結構手間だったりします。 とりあえず、 AWS training and certification でアカウントを作成して、そこから AWSの認定周りを一元管理するような方式です。 AWS training and certification と Credly のアカウントを連携させておくと合格したタイミングでデジタルバッジが自動的に発行されます。

試験の予約や受験方法は詳しく説明してある Webサイトがたくさんあるので割愛します。

試験の予約システムは、LPIC試験と同じ画面だったので、バックグラウンドで Pearson VUE のシステムに接続してますね。

試験内容(部分的に)

試験範囲は、オフィシャルに「試験ガイド」という名前で公開されています。 CLF-02 だと大まかには以下のような内容:

  • クラウドの概念
  • セキュリティ&コンプライアンス
  • サービス
  • 請求、料金、サポート

クラウドの概念については、オンプレミスと比較した「クラウド・仮想化」の利点を押さえておけば問題ありません。

セキュリティとコンプライアンスについては、AWSの運営サイドが責任を持つべき領域と、AWSの利用者側が責任を持つべき領域の認識をはっきりさせておくと良いです。そのような問題が多々あります。

サービスについては、ここがかなり重要、というかメインの内容になります。リージョン・アベイラビリティゾーン・データセンタ・エッジロケーション等々それぞれがどのような概念なのか? 各サービスの役割と特徴と設定方法はどのようなものか?についてできるだけ広く覚えておく必要があります。(深さはそこまで要求されない)

コンピューティングサービスについては、特に基本となるEC2: Elastic Compute Coud を確実に理解する必要があります。(特徴や設定方法など)
その他、サーバレスサービスの Lambda などもよく問われます。

ストレージサービスでは、特に S3: Simple Storage Service が頻出です。また、EBS: Elastic Block Store と EFS: Elastic File System の違いも理解しておく必要があります。

ネットワークサービスは、どちらかというと各サービスの用途よりも、コンピュータネットワークの基礎を理解している方が重要です。サブネットやゲートウェイ、ルーティングテーブルなどを理解していれば、その役割を対応するサービスに紐づけてあげるだけで大体試験対策はいけるはず。
また、セキュリティ的な機能を提供する、セキュリティグループとネットワークACLの違いも要チェックです。

その他、AI/ML、ビジネス、分析サービスなどは、サービス名と機能の紐付けだけしておけば十分です。この辺りは純粋にどのようなサービスがあるのか眺めてるだけでも楽しいです。 Amazon Rekognition, Amazon Comprehend, Amazon SageMaker などなど。

その他、デプロイ周り、モニタリングやデータマイグレーションなどは地道に暗記です。

請求や料金周り、それから、AWSの提供する各サポートは、AWS固有のものが多いので、割り切って覚える必要があります。(あまり汎用的ではないかも)

まとめ

実際、そこまで難しくはなかったです。(AWS入門者向け)

「とりあえずAWSでアカウント作ってみて、自分なりに何かしら組んでみました」って人なら普通に合格できると思います。
(公式では、半年程度の経験がうんちゃか〜、って書いてありますがそんなこともないです。)

特にひねったような問題や、思考力を試されるような問題に出会うこともありません。 AWS で提供されているサービスの基本的な使い方と、特徴・設定内容あたりを網羅的に知っていれば難なくクリアできるはず。

こちらも LPIC の試験と同様に、オリジナルの試験が英語となるため 「直訳してあるな〜」ってところがわかりにくかったりします。今回は、句読点による文章の区切り方の日本語と英語の違いで 「日本語だとそんな言い回ししないでしょうに」 みたいに感じる問題文がありました。

ともあれ、AWS(もとい、クラウド)で提供されるサービスについて、一般的、網羅的かつ、体系的に学習するにはとても良い試験です。

試験範囲のAWSサービスで、知らないものに出くわしても、基本的な仕組みを学習していくなかで 「これ使ってみたい」 と思うようなタイミングがたくさんありました。

「クラウドに興味あって、触ったことないけど、どこから手をつければいいかわからない」 みたいに感じている人におすすめです。

興味がある人は、Certified Cloud Practitioner ぜひみてください。
楽しんで。

次は、AWS Certified Solutions Architect – Associate あたり、いってみたいですね。

それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました